散歩動画
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散歩マップ
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今回の散歩コースは、赤坂駅から東京ミッドタウンに伸びる深緑色のルート。
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散歩コース詳細
前回の記事の振り返り
前回の記事(赤坂見附・赤坂散歩コース:TBS・赤坂サカスを目指して、歴史的な事件の現場と聖地を歩く)では、赤坂見附駅A出口付近から赤坂駅まで歩きました。
二・二六事件に関わりのある山王パークタワーとTBSや、日枝神社の歴史を知りながら、さくら坂から見える景色や冬の赤坂サカスのイルミネーションと夜景が楽しめる散歩コースでした。
赤坂駅から散歩開始
今回の散歩コースでは、東京メトロ千代田線 赤坂駅4出口から散歩開始です。
赤坂通り沿いを、東京メトロ千代田線 乃木坂駅方面に向かってまっすぐ進みます。
赤坂通りは、前回の記事(赤坂見附・赤坂散歩コース:TBS・赤坂サカスを目指して、歴史的な事件の現場と聖地を歩く)で歩いた外堀通りから、乃木坂駅前にある乃木坂陸橋までを一直線に繋ぐ短い通りです。
少し歩くと、右手にブランチパークが見えます。
TBSの情報バラエティ番組『王様のブランチ』がプロデュースするレストランで、TBSのドラマやアイドル、キャラクターとコラボしたイベントも開催しています。
ブランチパークを通り過ぎ、引き続きまっすぐ進みます。
後方に見える青い切り取り線のような照明がある大きなビルが、東京ミッドタウンのミッドタウン・タワーです。
裏社会の残り香を感じる、旧本部と赤坂レジデンシャルホテルへ
赤坂通りを挟んで、反対側の歩道に渡ります。
この「株式会社ハマ・エンタープライズ」と書かれたシャッターが下ろされたビルは、住吉会の旧本部です。
1997年から約26年間使われてきました。
現在は新宿に移転しており、このビルも解体されています。
後方にそびえ立つ、外観頂部の2つの緑色の照明が特徴的なマンションは、パークコート赤坂檜町ザ・タワーです。
ここから道なりにまっすぐ5分ほど進んだところにあります。
ローソンを越えたところで左の路地に入ります。
左折し、道なりに進みます。
右手に大きい駐車場が見えたら左の路地に入ると、赤坂氷川神社があります。
1,000年以上にわたって、厄除けと縁結びを願う多くの人達に参拝されてきた神社です。
そのまま道なりにカーブした道を進みます。
カーブを曲がり終えると、ホテルのロビーのような場所が見えてきます。
これは、赤坂レジデンシャルホテル(旧:秀和赤坂レジデンシャルホテル)です。
火災や発砲事件など複数の事件が起きたいわくつき物件として有名です。
現在は貸事務所と賃貸住宅として利用されており、飲食店や脱毛サロンなどがテナントとして入っています。
高級住宅街に隣接するエリアで、都営大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅や東京ミッドタウンへのアクセスも抜群で安価で借りられるので、過去の事件を気にしない方にはよいヴィンテージマンションかもしれません。
檜町公園を囲う閑静な高級住宅街
赤坂レジデンシャルホテルに沿って通りを進むと、檜町公園の入口が見えてきます。
檜町公園の手前を左方向に伸びるこの通りは、檜坂です。
檜坂沿いには、いかにも高級そうな低層マンションが軒を連ねています。
このあたりは六本木四丁目に隣接する高級住宅街の一角で、森トラストのフォレセーヌ赤坂檜坂、三井不動産のパークマンション六本木、野村不動産のプラウド赤坂氷川町などがあります。
赤坂駅〜赤坂レジデンシャルホテルまではそれなりに人通りがありますが、このあたりまで来ると土日の18時過ぎでもぐっと人通りが減ります。
六本木の夜景を静かに楽しみながら、檜町公園を歩く
檜坂側の入口から、檜町公園に入ります。
階段を上って、芝生がある場所まで行きます。
階段の右側にはスロープもあります。
檜町公園は、萩藩・毛利家の下屋敷にあった庭園跡です。
面積は約14,100㎡で、江戸時代には江戸の町並みを一望できたそうです。
檜の木が多く「檜屋敷」と呼ばれていたことが、このあたりのかつての地名である檜町の由来と言われています(※現在は赤坂九丁目)
なお、六本木ヒルズの前にある毛利庭園は、毛利家の上屋敷の庭園跡です。
毛利庭園は、六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に夜桜のライトアップを見ました。
右手に見える緑色の照明のタワーマンションは、先程赤坂通りのローソンの近くで見たパークコート赤坂檜町ザ・タワーです。
三井不動産の44階建てのタワーマンションで、外観は建築家の隈研吾が設計しました。
檜町というかつての地名を踏まえ、1本の檜の木のような建築をイメージして作ったそうです。
昼間に外観を見ると、縦に伸びる茶色のフレームが木の幹のように見えます。
左手には、東京タワーや周辺の高層ビル、タワーマンションが見えます。
高層ビルは、左から住友不動産六本木グランドタワー、麻布台ヒルズ 森JPタワーで、外観頂部の中央がつき出たデザインが特徴的な建物はザ・六本木東京クラブレジデンスです。
住友不動産六本木グランドタワーと麻布台ヒルズ 森JPタワーの間にある、建設途中の建物は麻布台ヒルズレジデンスです。
夜に歩くと人が少なく夜景がとてもきれいなので、静かにひとり散歩やデートを楽しみたい方におすすめです。
写真は少しぼやけてしまったので、ぜひ動画で見てみてください。
なお、檜町公園は23時までしか入れないため、散歩する時は気をつけてください。
余談ですが、元SMAPのメンバー草なぎ剛さんが全裸事件を起こしたのも、この檜町公園です。
目の前には、ミッドタウン・タワーが大きくそびえ立っています。
舗装された道を道なりに右方向に進むと、ガーデンテラスの建物あたりに出ます。
さらに右方向に進むと、芝生広場や21 21 DESIGN SIGHT、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンがあります。
こちらは昼夜問わず人通りが多く、特に冬はミッドタウン・ガーデンでイルミネーションが行われるのでとても混みます。
東京ミッドタウンの公式HPに混雑予想カレンダーがあったので、イルミネーションを見たい方は空いていそうな日程を狙って行ってみてください。
お客様混雑予想カレンダー2023 | イベント | 東京ミッドタウン
なお、東京ミッドタウンは都営大江戸線 六本木駅の8番出口直結ですが、今回の散歩コースのように赤坂駅から歩いても8分ほどで着きます。
人の多いイルミネーションエリアで疲れたら、今回の散歩コースを戻る形で赤坂駅に帰るのもおすすめです。
5つ星ホテル・ザ・リッツ・カールトン東京に泊まる、住む
今回の散歩コースでは、ミッドタウン・ガーデンとは反対側の左方向に進みます。
右手に見えるのは、ミッドタウン・タワーにある5つ星ホテル、ザ・リッツ・カールトン東京のロビーです。
そのまま道なりに歩きます。
ザ・パークレジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京の前まで来ました。
ザ・パークレジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京は、ザ・リッツ・カールトン東京が手掛ける高級賃貸マンションです。
賃料は1LDK(専有面積59.17㎡)で55万円〜で、ザ・リッツ・カールトン東京のサービスを24時間受けることができます。
ロビーやラウンジをはじめとした共用部がとにかく豪華で、部屋からは絶景が楽しめるので、一度は住んでみたいと憧れるような高級マンションです(参照:ザ・リッツ・カールトン・レジデンス東京の気になる賃料と共用部 − 株式会社A-Life)
東京ミッドタウンと六本木の歴史
階段を上り、遊歩道を歩きます。
この遊歩道は、ザ・パークレジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京やミッドタウン・タワー、ミッドタウン・イーストと繋がっています。
ミッドタウン・イーストの高層階にも、東京ミッドタウン・レジデンシィズという高級マンションがあります。
遊歩道からは、ミッドタウン・タワーを間近に見ることができます。
東京ミッドタウンは、2007年に開業しました。
現在東京ミッドタウン・檜町公園がある場所には、2000年まで防衛庁の檜町庁舎が置かれていました。
檜町公園や毛利庭園は毛利家の武家屋敷でしたが、江戸時代には六本木〜麻布一帯が大きな武家屋敷街でした。
もともとは田畑や林が広がる場所でしたが、高台で見晴らしがよいことから寺社仏閣が次々と建てられるようになります。
そして、寺社仏閣は有事には軍事的役割を担っていたため、その近くに武家屋敷も建てられるようになって武家屋敷街が形成されました。
明治時代に入ると、東京ミッドタウン・檜町公園にできた歩兵第一連隊を中心に陸軍駐屯地が置かれるようになります。
歩兵第一連隊は、赤坂見附〜赤坂を散歩した時に触れたTBSとゆかりのある二・二六事件を起こした連隊の1つです。
終戦後、アメリカに接収されてアメリカ軍基地・赤坂プレスセンター(ハーディー・バラックス)ができると、六本木は陸軍の街からアメリカ軍の街へと様変わりします。
アメリカ兵のためのバーやカフェ、キャバレー、ダンスホールがどんどんでき、「おしゃれで外国人が多い街」という現在の六本木のイメージはこの時代に生まれました。
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※参考文献※
六本木の歴史については、下記HP、本より学ばせていただきました。
詳しく知りたい方は、ぜひ覗いてみてください。
- 【歴史シリーズ】「六本木」七変化!武家屋敷街からブランドエリアまでの変革 | マンスリー48
- 「六本木ヒルズ」「東京ミッドタウン」ができる前は何があったのか?【東京都港区 六本木】 – まっぷるトラベルガイド
- 【港区】赤坂TBSと陸軍囚獄所と近衛歩兵三連隊|nama
- 六本木ヒルズ・森美術館「art+life」に向かって – art・IN CULTURE
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2018年に開業した東京ミッドタウン日比谷は、東京駅から丸の内を散歩した時にイルミネーションを見に行きました。
ミッドタウン・タワーの反対側には、タクシー乗り場があります。
そのまま遊歩道を歩き、ミッドタウン・イーストの裏側を歩きます。
目の前には、ザ・六本木東京クラブレジデンスが大きく見えてきました。
つきあたりで階段を下りて、ミッドタウン・イーストの脇にある通りに出ました。
左にまっすぐ進むと、檜坂につきあたります。
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次回は、六本木三丁目〜五丁目で人通りが少ない穴場の夜景、お花見スポット、裏社会スポットを散歩します。
アークヒルズ仙石山森タワーや麻布台ヒルズなどのきれいな夜景と、裏社会スポットやお墓などアングラな場所の両方が楽しめる、夜の散歩にぴったりな散歩コースです。
【六本木】散歩コース:六本木三丁目〜五丁目の穴場の夜景・お花見・裏社会スポットを巡る
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