散歩動画
散歩マップ
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今回の散歩コースは、東京駅から有楽町方面に伸びる黄色のルート。
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散歩コース詳細
前回の記事の振り返り
前回の記事(丸の内散歩コース:日比谷公園から、歴史ある建築や皇居外苑を眺めつつ東京駅へ)では、霞ヶ関駅から日比谷公園を抜け、歴史ある建築が建ち並ぶ日比谷通りや自然が心地よい皇居外苑沿いを通って、東京駅まで歩きました。
東京駅と、周囲の高層ビル群を眺める
今回の記事は、東京駅丸の内駅前広場から散歩開始です。
夜にライトアップされた東京駅は、荘厳な雰囲気できれいです。
東京駅の後ろにそびえ立つビルは、左からグラントウキョウサウスタワー(写真左・東京駅の真後ろ)、東京ビルディング(東京駅と右側の白い建物の間)、KITTEとJPタワー(低層棟の白い部分がKITTE、それより上のビルがJPタワー)です。
グラントウキョウサウスタワーはオフィスビルですが、東京ビルディングの地下1階〜3階は東京ビル TOKIA、JPタワーの地下3階〜6階はKITTEと商業施設が入っています。
KITTEには、6階に屋上庭園・KITTEガーデンがあります。
待ち合わせまで少し時間があるものの、カフェに入るほどではないという微妙なすきま時間におすすめです。
ただ、飲食や芝生への立ち入りが禁止な点に注意してください。
23時まで開いているので(日祝日は22時まで)、東京駅や周辺の高層ビルの夜景も楽しめます。
また、KITTEといえば、毎年1階に大きなクリスマスツリーが飾られます。
例年12月25日まで飾られることが多いですが、今年の開催日時は公式H Pより確認してください。
無料で観覧できるコンサートを開催している日も多くあります。
KITTE丸の内|オフィシャルホームページ(キッテマルノウチ)
東京駅を背にして、引き続き東京駅丸の内駅前広場を歩きます。
上を見上げると、先程見た東京ビルディング、KITTEが入るJPタワーとともに、写真1番右に丸ビル(丸の内ビルディング)が見えます。
この丸ビル方面に向かって歩いています。
丸ビルと新丸ビルの違い
丸ビル前の東京駅中央口交差点に着きました。
目の前には丸ビル、そして
右を見ると新丸ビル(新丸の内ビルディング)が見えます。
丸ビル、新丸ビルともに、レストランやカフェ、アパレルショップなどが充実していますが、お店の幅が広いのは新丸ビルです。
アパレルショップの数も多いものの、ライフスタイル系のお店やコスメ、アクセサリーショップ、靴・バッグ店など、それ以外のお店が充実しています。
2022年12月には、丸ビルの3階・4階にTSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHIがオープンしました。
2フロアに渡るブック&カフェで、お菓子や調味料、レトルト食品やキッチン雑貨、コスメなども置いてあります。
蔦屋書店が好きな方は、TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHIで暇つぶしすると楽しいと思います。
また、新丸ビルには、7階に丸の内ハウスという広い屋外テラスがあります。
向かい側にある丸ビル方面、正面の東京駅方面、大手町方面の3方面をぐるりと囲う屋外テラスで、7階の丸の内ハウスに属するレストランの食事を持ち運んで食べてよい場所となっています。
上の写真は、2018年夏に丸の内ハウスの屋外テラスから東京駅方面を撮影した写真です。
夜にはライトアップされた東京駅や、その周辺の高層ビルの夜景を眺めることができます。
ひとり散歩で行く場合は、席がテーブル席しかないのと、混雑時はフロア全体が4人以上の団体やデートでの利用者で埋めつくされるので、日が暮れてすぐの混雑する前の時間帯に行くのがおすすめです。
先程紹介したKITTEガーデンからも、東京駅を見ることができますが、東京駅と近すぎて全体を見渡すことはできません。
しかし、新幹線・在来線の線路が見えるので、東京駅に発着するさまざまな路線の行き来がよく見えます。
そのため、昼間にひとりで暇つぶしをしたい時や電車を見たい時はKITTEガーデン、東京駅や周辺の夜景を楽しみたい時は丸の内ハウスと使い分けるのがおすすめです。
今回の散歩コースに話を戻します。
東京駅中央口交差点の横断歩道を直進方向に渡り、引き続き東京駅を背にしてまっすぐ進みます。
左に見えるビルは丸ビル、車道を挟んで右に見える通りは行幸通りです。
丸の内仲通りの手前まで来ました。
左に曲がると、丸の内仲通りに入ります。
丸の内仲通りは、大手町駅B1出口付近が起点です。
そこから行幸通りを挟んで、日比谷駅前まで東京駅と並行にまっすぐと伸びます。
今回の散歩コースでは、丸ビル裏の丸の内仲通りから、丸の内仲通りの終点まで歩きます。
丸の内イルミネーションの中心・丸の内仲通りへ
丸の内仲通りに入りました。
「丸の内イルミネーション」は、この丸の内仲通りを中心に、大手町仲通りや有楽町駅前の東京交通会館まで広がっています。
通りの街路樹をシャンパンゴールド色のLEDライトで照らすイルミネーションが名物で、例年11月中旬〜2月下旬まで開催しています。
土日祝日は11時〜17時、平日は11時〜15時までがアーバンテラスとして歩行者天国になります。
撮影時も歩行者天国になっていましたが、それでも人通りが多くて歩きづらかったので、上記時間外に散歩する時は人混みを覚悟したほうがよさそうです。
12月は24時まで、それ以外の開催期間中は23時までイルミネーションが点灯しているので、消灯間近の時間帯を狙って行くのもおすすめです。
ただ、やはり歩道からイルミネーションを見るより、通りの中央から見上げるほうが格段にきれいなので、土日祝日の日が暮れてから歩行者天国が終わるまでの時間に歩くのが1番おすすめです。
引き続き、丸の内仲通りを東京駅方面から日比谷駅方面に向かって歩きます。
丸の内仲通り沿いは商業施設が多く、左右どちらを見てもさまざまなジャンルのお店が立ち並んでいます。
上の写真は、丸ビル裏から2つ信号を渡ると左手にある、丸の内ブリックスクエア・丸の内パークビルディングです。
丸の内ブリックスクエアが低層棟を占める商業施設部分の名称で、丸の内パークビルディングがオフィス棟の名称です。
右手に見えるのは、明治生命館・丸の内 MY PLAZA(オフィスビル部分は明治安田生命ビル)です。
明治生命館の歴史については、前回の記事(丸の内散歩コース:日比谷公園から、歴史ある建築や皇居外苑を眺めつつ東京駅へ)で触れました。
余談ですが、丸の内仲通りと行幸通りはフォトウェディングの撮影場所として人気で、何組もの新郎新婦を目にします。
丸の内ブリックスクエアには、赤レンガ造の英国洋館のような建物が特徴的な三菱一号館美術館があります。
丸の内ブリックスクエアの建物と建物の間に小道があり、そこを進むと一号館広場という開けた場所に出て、三菱一号館美術館の入口があります。
三菱一号館美術館の前身となる三菱一号館は、1894年に建築家のジョサイア・コンドルが設計しました。
ジョサイア・コンドルといえば、六本木散歩で、六本木四丁目の高級住宅街を歩いた時に邸宅跡を見ました。
三菱一号館は、丸の内で初めてのレンガ造のオフィスビルでした。
三菱一号館を起点として、周囲にレンガ造のオフィスビルが次々と建てられ、丸の内オフィス街の街並みが作られていきました。
老朽化のため1968年に解体されましたが、当時の設計図や写真、製造方法や残された素材をもとに忠実に復元を進め、2010年に美術館として生まれ変わりました。
三菱一号館美術館は、昼間に東京駅側や一号館広場から眺めるととてもきれいです。
美術館の展覧会も、トゥールーズ=ロートレックやオディロン・ルドン、印象派の画家達など、三菱一号館が建てられた当時に活躍した画家の作品が観られるので、建築とあいまって当時の空気感が感じ取れます。
丸の内ブリックスクエを通り過ぎ、丸ビル裏から数えて3つへの交差点に出ました。
この通りを左折すると、東京国際フォーラムに着きます。
有楽町駅付近の丸の内仲通り
先程の交差点をまっすぐ進むと、左手には新東京ビル、右手には二重橋スクエア・東京會舘があります。
丸ビル裏から数えて4つへの交差点に出ました。
左手は新国際ビルヂング、右手は国際ビルヂングです。
丸の内仲通りには、キッチンカーが多く出店しています。
土日祝日は歩行者天国の時間帯、平日はランチ時を中心に出店しています。
撮影日は、寒い時期に嬉しいホットドリンクのキッチンカーを多く見かけました。
丸ビル裏から数えて5つへの交差点をまっすぐ進むと、左手には新有楽町ビルがあります。
右手奥の背の高い建物は、ザ・ペニンシュラ東京です。
新有楽町ビルという名前からも分かりますが、このあたりはもう有楽町駅の駅前です。
左折すると、JR山手線/京浜東北線 有楽町駅中央西口(吉野家がない側)の前に出ます。
いよいよ丸の内仲通りの終点に到着
いよいよ丸の内仲通りも終点に近付いてきました。
今回は、丸の内仲通りで丸の内イルミネーションを見る散歩コースでしたが、昼間〜夕方のまだ明るい時間帯やイルミネーションをやっていない時期は、1本違う通りを散歩するのも楽しいです。
皇居や明治時代〜昭和時代初期に建てられた歴史ある建築を楽しみたいなら日比谷通り、復元された建築と真新しい高層ビルが共存・融合する丸の内らしいオフィスビル群や三菱一号館美術館、東京国際フォーラムを見たいなら東京駅と丸ビルの間の都道402号沿いを散歩するのがおすすめです。
どの通りも東京駅と皇居の間を並行に伸びている通りですが、1本違うだけでこれほど景色が変わる場所もなかなかないのではと思います。
予定やその日の気分に合わせて、それぞれの通りの散歩を楽しんでください。
先程の写真のつきあたりで右に曲がり、ザ・ペニンシュラ東京の前まで来ました。
赤と緑のクリスマスカラーで彩られ、ゆっくりと点滅するクリスマスツリーがきれいでした。
ザ・ペニンシュラ東京の前は、晴海通りと丸の内仲通りがぶつかる通りです。
虹色に光るカラオケ ビッグエコー有楽町店の前あたりまでが丸の内仲通りで、写真で見て横方向に走っているのが晴海通りです。
写真左に見える電車は、有楽町駅に発着するJR線です。
この交差点や反対側の写真右手方向にかけては、東京メトロ日比谷線/千代田線 日比谷駅の出口が点在しています。
有楽町や日比谷、銀座、新橋は密集していて、少し歩くと街の雰囲気がガラッと変わるので、散歩好きには楽しいエリアです。
東京ミッドタウン日比谷のイルミネーションを楽しむ
ザ・ペニンシュラ東京前の交差点で直進方向に歩道を渡り、東京ミッドタウン日比谷に向かって日比谷仲通りを歩きます。
東京ミッドタウン日比谷の隣には、日比谷シャンテがあります。
遠くから撮影したので分かりづらいですが、日比谷シャンテ横の日比谷ゴジラスクエアという広場には、東宝の看板・ゴジラ像があります。
このゴジラ像は、『シン・ゴジラ』の時のゴジラです。
1995年に作られた古いゴジラ像は、2018年に開業したTOHO シネマズ日比谷に移設されました。
東京ミッドタウン日比谷に着きました。
青色で統一したイルミネーションがとてもきれいです。
イルミネーションを観る人達で、非常に賑わっていました。
このエリアは日比谷ステップ広場という場所で、冬のイルミネーション以外にもさまざまな展示やイベントが開催されています。
東京ミッドタウン日比谷の入口前を通り過ぎ、写真右手に見える階段を上ります。
階段に座ってイルミネーションを楽しむ人達も大勢いました。
丸の内仲通りもですが、東京ミッドタウン日比谷もひとりで眺めたり、撮影したりして楽しむ人がいたので、ひとり散歩の方も安心してイルミネーションを楽しめる場所だと思います。
日比谷ステップ広場の階段を上りきりました。
階段の上はだいぶ人が少なく、ベンチも空いています。
ベンチの奥には、東京ミッドタウン日比谷の建物内に繋がる通路があります。
隣接する建物のすきまから、ザ・ペニンシュラ東京が見えました。
階段の上から、日比谷ステップ広場のイルミネーションを眺めます。
青色や紫色、緑色など数分でいろんな色に変化するので、しばらく眺めていても飽きないです。
東京ミッドタウン日比谷のイルミネーションは、例年11月中旬〜2月中旬まで開催されます。
開催期間が丸の内イルミネーションとほぼ被っているので、今回の散歩コースのように、丸の内仲通りから歩いてくるのもおすすめです。
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次回は、有楽町駅付近を散歩する予定です。
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