散歩動画
散歩マップ
★右上の□マークを押して別タブでマップを開き、本記事と見比べながら読み進めると分かりやすいです。
今回の散歩コースは、六本木通りを縦断する抹茶色のルート。
- そのほかの散歩コース
- 六本木散歩
- 六本木ヒルズ、テレビ朝日、毛利庭園、東京ミッドタウン、檜町公園、六本木交差点、六本木駅
- 恵比寿・代官山・中目黒散歩
- 代官山 蔦屋書店、ヒルサイドテラス、恵比寿駅、代官山駅、中目黒駅
- 渋谷散歩
- 渋谷駅、渋谷ヒカリエ ShinQs、渋谷スクランブルスクエア、渋谷スクランブル交差点
- 丸の内散歩
- 東京駅、丸ビル、新丸ビル、皇居、日比谷公園、東京ミッドタウン日比谷
- 六本木散歩
散歩コース詳細
前回の記事の振り返り
前回の記事(赤坂・六本木散歩コース:檜町公園の夜景と裏社会スポットを楽しみ、東京ミッドタウンへ)では、赤坂駅から東京ミッドタウンまで歩きました。
裏社会スポットを巡りつつ、檜町公園で東京タワーや麻布台ヒルズなどの夜景が静かに楽しめる散歩コースでした。
東京ミッドタウン脇から、六本木四丁目の高級住宅街へ
今回の散歩コースでは、ミッドタウン・イーストの脇にある通りから六本木通り方面に向かって散歩開始です。
信号を渡り、六本木四丁目に入ります。
左手にあるグレー色の低層の建物は、東急不動産のブランズ六本木ザ・レジデンスという高級マンションです。
もともとこのあたりまで、江戸時代には前回の記事で散歩した檜町公園と同じく毛利家の下屋敷でした。
明治時代には、東京復活大聖堂(ニコライ堂)や三菱一号館を設計した建築家のジョサイア・コンドルが居宅を構えた場所です。
六本木四丁目には、ほかにも三井不動産のパークマンション檜町公園やパークマンション六本木、野村不動産のプラウド六本木など、数々の高級マンションが軒を連ねています。
なかでも、2017年7月に竣工されたパークマンション檜町公園は55億円する超高級マンションで、高級住宅街である六本木四丁目のなかでも群を抜いて販売価格が高いそうです(参照:【史上最高額55億円!!】パークマンション檜町公園が凄まじすぎる!!その全貌に迫りました。 − マンションジャーナル)
移転した麻布警察署
引き続き道なりにまっすぐ進むと、右手に警視庁 麻布警察署があります。
以前は、六本木通り沿いの六本木ヒルズのすぐ近くにありましたが、2019年2月に現在の場所に移転しました。
首都高速3号渋谷線・六本木通りとお花見
麻布警察署あたりから、首都高が見えはじめます。
これは首都高速3号渋谷線で、六本木一丁目駅前から六本木駅、渋谷駅、池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅の前を通って、用賀駅付近の砧公園の下あたりまで続いています。
渋谷散歩で、首都高速3号渋谷線沿いを渋谷駅から池尻大橋方面に向かって散歩しました。
用賀出入口からさらに川崎方面に進むと、東名高速道路に入ります。
そして、この首都高速3号渋谷線の下を走るのが六本木通りです。
六本木通りは、永田町〜渋谷まで伸びる通りです。
国会議事堂前の何車線もある大通り・内堀通りの国会前交差点から、溜池山王駅や六本木一丁目駅の近くを通って、その後は首都高速3号渋谷線沿いに六本木駅前から渋谷駅前まで繋がっています(参照:六本木通り – 道路WEB)
上の地図は、六本木通りの起点である国会前交差点付近に合わせてあります。
六本木通りに沿って、国会前交差点から六本木・渋谷方面まで地図を移動させてみると、いつもの散歩コースも実は六本木通りだったという発見があるかもしれません。
今回の散歩コースに話を戻します。
首都高速3号渋谷線・六本木通りの手前で左手を見ると、三河台公園があります。
三河台公園には桜の木が多く植えられていますが、春のお花見シーズンでも人が少ないので、穴場のお花見スポットとしてひとり散歩やデートで来るのもおすすめです。
右手を見ると、六本木ヒルズが見えます。
六本木ヒルズから三河台公園までは歩いて7〜8分なので、六本木ヒルズの毛利庭園でわいわいとした雰囲気のなか桜と日本庭園を楽しんだ後、人の少ない三河台公園でもう一度静かにお花見をするというのもおすすめです。
六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に、毛利庭園から夜桜のライトアップを見て、六本木ヒルズやその周辺の六本木通りを歩きました。
六本木の新・夜景を穴場スポットで満喫
六本木通りを挟んで反対側の歩道に渡ります。
東京メトロ南北線 六本木一丁目駅のある左方向に向かって歩きます。
首都高速3号渋谷線・六本木通りを境に、横断歩道を渡る前の三河台公園側が六本木四丁目、渡った後のこちら側が六本木三丁目です。
引き続きまっすぐ進みます。
六本木交差点から、この先にあるオリンピック 六本木店の少し先まで続くこの下り坂は、市三坂 (いちみざか)です。
以前の地名である市兵衛町と三河台町の間にあることから、両方の町名の頭文字をとって付けられました(参照:港区ホームページ/市三坂)
赤い看板のヘヤギメ!を通り過ぎると、大きな高級ホテルのような建物があります。
これが、三井不動産のザ・六本木東京クラブレジデンスです。
前回の記事(赤坂・六本木散歩コース:檜町公園の夜景と裏社会スポットを楽しみ、東京ミッドタウンへ)で、檜町公園や東京ミッドタウンの遊歩道からザ・六本木東京クラブレジデンスを見ました。
マンション脇を通ります。
ブロッサムガーデンという少し開けた広場のような場所に出ました。
このブロッサムガーデンからは、アークヒルズ仙石山森タワーや麻布台ヒルズとその周辺の高層ビル群を静かに楽しむことができます。
人が少なくてきらびやかな夜景が見られるので、ひとり散歩・デートのどちらにもおすすめです。
ここから見た夜景の動画があるので、気になる方は見てみてください。
六本木三丁目にあるブロッサムガーデンから見た、アークヒルズ仙石山森タワーや麻布台ヒルズの夜景 – 散歩サンバ
異世界情緒ただよう、夜の六本木墓苑へ
ブロッサムガーデンを出て、左方向に向かって進みます。
木とフェンスで囲まれた場所は、六本木墓苑です。
駐車場と六本木墓苑の間にある細い路地に入ります。
そのまま坂を上っていきます。
過去に事件・事故が起きたり、心霊現象が噂されている場所ではありませんが、夜に散歩するとまるで異世界に迷いこんでしまったかのような感覚になります。
木のすきまからは、六本木墓苑のなかが見えます。
墓石がびっしりと立てられていて、夜は見るのが少し怖いです。
六本木の秩序と治安
坂の中腹からは、左手に六本木三丁目児童遊園というこじんまりとした公園があります。
六本木三丁目児童遊園の先の通りには、某暴力団の本部があります。
六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に、この暴力団が拠点にしていたTSK・CCCターミナルビル跡地の近くを通りました。
まず六本木墓苑というお墓があり、六本木墓苑を挟んで今回の散歩コース側は暴力団本部があり、反対の閻魔坂側はクラブ街なので、夜に散歩するにはさまざまな観点で少し緊張する散歩コースです。
ただ、治安が悪いイメージがついている六本木も、近年はよくなってきています。
新型コロナウイルスがまだ流行しておらず、例年どおりの人出があった2019年の粗暴犯数(凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝の犯罪件数)を見ると、六本木は粗暴犯数が1番多い六本木三丁目で34件です(参照:警視庁の統計(平成31年・令和元年) > 第83表 軽犯罪法違反の態様別検挙状況(警察署別) − 警視庁)
東京23区では、中野駅北口前に広がる中野五丁目、上野駅の構内全体と入谷口前の上野七丁目、蒲田駅と蓮沼駅の間にある西蒲田七丁目などと同じ水準です。
新宿の歌舞伎町一丁目の112件や新宿三丁目の100件、渋谷の宇田川町の68件や道玄坂一丁目の47件と比べると、六本木の粗暴犯数はかなり減ってきていることが分かります。
ただし、凶悪犯数(殺人、強盗、放火、強制性交の犯罪件数)では、新宿、渋谷に次いで六本木も件数が多いので、特に夜のひとり散歩・デートには十分気をつけてください。
六本木墓苑脇から続く坂を上ります。
このあたりは黒のアルファードが何台も止まっていますが、土地柄もあってなるべく車を見ないように意識してしまいます。
バブル時代の六本木のシンボル・ロアビルへ
外苑東通りの六本木五丁目交差点に出ました。
左手を見ると、東京タワーが大きく見えます。
東京タワーのほうへ外苑東通り沿いを7分ほど歩くと、麻布台ヒルズに着きます。
麻布台ヒルズ 森JPタワーは、高さ約330メートル・64階建てで日本最高の高さの超高層ビルです。
すぐ近くにある東京タワーが高さ333メートルなので、ほとんど同じ高さです。
六本木一丁目駅と東京メトロ日比谷線 神谷町駅の間にちょうど間ぐらいに位置していて、両駅までは地下通路で繋がっています。
右手を見ると、ロアビル(六本木共同ビル)があります。
ひと昔前の六本木のシンボルといえば、間違いなくロアビルが挙げられるでしょう。
所々照明はついていますが、ほとんどのテナントが撤収済みです。
ロアビルは1973年に建てられ、バブル時代にはディスコ、その後はクラブがひしめくビルとして夜の街を彩り続けました。
2012年の六本木クラブ襲撃事件をきっかけに、クラブの摘発や閉店、移転が続きましたが、2016年に多くの飲食店が軒を連ねる六本木横丁が1階にでき、再び活気づいていました。
しかし、2018年に耐震強度の問題でロアビルの取り壊しが決定すると、引き続き営業していたクラブも立ち退き、もともと定期借家だった六本木横丁もなくなりました。
ロアビルのある六本木五丁目は、森ビルが進める「六本木五丁目プロジェクト」の計画地です。
麻布台ヒルズが完成してから着手すると予想されていたので、そろそろ再開発が始まるかもしれません。
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次回は、ロアビルのある六本木五丁目交差点から六本木ヒルズまで散歩します。
麻布十番や六本木 蔦屋書店、六本木けやき坂通りなどを歩きながら、東京タワー、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、麻布台ヒルズなど、六本木のランドマークの夜景がすべて見られる散歩コースです。
【六本木・麻布十番】散歩コース:六本木の夜景すべてとけやき坂イルミネーションを堪能する
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