散歩動画
散歩マップ
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今回の散歩コースは、六本木通りを縦断する若草色のルート。
- そのほかの散歩コース
- 六本木散歩
- 六本木ヒルズ、テレビ朝日、毛利庭園、東京ミッドタウン、檜町公園、六本木交差点、六本木駅
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散歩コース詳細
前回の記事の振り返り
前回の記事(【赤坂・六本木】散歩コース:東京ミッドタウン・檜町公園でひっそりと静かな夜の六本木を)では、赤坂駅から東京ミッドタウンまで歩きました。
赤坂駅の近くに残された裏社会スポットを通って檜町公園に入り、東京ミッドタウンと六本木の歴史に思いを馳せながら、東京タワーや麻布台ヒルズなど六本木らしい夜景を静かに楽しめる散歩コースでした。
東京ミッドタウンから、六本木四丁目の高級住宅街へ
今回の散歩コースでは、東京ミッドタウンのスターバックスコーヒーがある外苑東通り側から檜町公園側に路地を入ったところから散歩開始です。
信号を渡り、ロアビルや三河台公園がある六本木通りのほうへ向かいます。
信号を渡ると、前回檜町公園を散歩した時に触れたいくつもの高級マンションがひしめく六本木四丁目に入ります。
左手にある水色の塀で覆われたグレーの建物は、東急不動産のブランズ六本木ザ・レジデンスという高級マンションです。
明治時代には、東京復活大聖堂(ニコライ堂)や三菱一号館を設計した建築家のジョサイア・コンドルが居を構えた場所です。
引き続き道なりにまっすぐ進むと、右手に警視庁 麻布警察署があります。
以前は、六本木ヒルズの近くの六本木通り沿いにありましたが、2019年2月に現在の場所に移転しました。
首都高速3号渋谷線・六本木通りとお花見コース
麻布警察署あたりから、首都高が見え始めます。
これは首都高速3号渋谷線で、六本木一丁目駅の前から六本木駅、渋谷駅、三軒茶屋駅などの前を通って用賀駅付近まで続いています。
渋谷散歩の時に、首都高速3号渋谷線沿いを渋谷駅から池尻大橋方面に向かって散歩しました。
用賀出入口からさらに川崎方面に進むと、東名高速道路に入ります。
首都高速3号渋谷線の下を走るのは、六本木通りです。
六本木通りは、永田町〜渋谷までを繋ぐ通りです。
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国会議事堂前の何車線もある大通り・内堀通りの国会前交差点を起点にして、溜池山王駅、六本木一丁目駅の近くを通り、その後は首都高速3号渋谷線沿いに六本木駅前から渋谷駅前まで繋がっています(参照:六本木通り – 道路WEB)
上の地図は、起点の国会前交差点にあわせてあります。
六本木通りに沿って、国会前交差点から六本木・渋谷方面まで地図を移動させてみると、いつもの散歩コースも実は六本木通りだったという発見があるかもしれません。
今回の散歩コースに話を戻します。
首都高速3号渋谷線・六本木通りの手前で左手を見ると、三河台公園があります。
三河台公園には、桜の木が多く植えられています。
春のお花見シーズンでも人が少ないので、穴場のお花見スポットとしてひとり散歩やデートにおすすめです。
右手を見ると、六本木ヒルズが見えます。
六本木ヒルズから三河台公園まで歩いて7〜8分なので、六本木ヒルズの毛利庭園で賑やかな雰囲気で桜と日本庭園を楽しんだ後、三河台公園でもう一度静かにお花見をし直すのもよいかもしれません。
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六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に、毛利庭園から夜桜のライトアップを見て、六本木ヒルズやその周辺を歩きました。
穴場スポットで通な六本木の夜景を
六本木通りを挟んで反対側の歩道に渡ります。
東京メトロ南北線 六本木一丁目駅がある左方向に向かって歩きます。
首都高速3号渋谷線・六本木通りを境に、信号を渡る前の三河台公園側が六本木四丁目、渡った後のこちら側が六本木三丁目です。
引き続きまっすぐ進みます。
六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に通った六本木交差点から、この先にあるオリンピック 六本木店あたりまで続くこの下り坂は、市三坂 (いちみざか)です。
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以前の地名である市兵衛町と三河台町の間にあることから、両方の町名の頭文字をとって付けられました(参照:港区ホームページ/市三坂)
赤い看板のヘヤギメ!の先には、大きな高級ホテルのような建物があります。
これが、三井不動産のザ・六本木東京クラブレジデンスという高級マンションです。
前回の記事(【赤坂・六本木】散歩コース:東京ミッドタウン・檜町公園でひっそりと静かな夜の六本木を)で、檜町公園や東京ミッドタウンの遊歩道からザ・六本木東京クラブレジデンスを見ました。
ザ・六本木東京クラブレジデンスの脇を通ります。
ブロッサムガーデンという小さな広場に出ました。
このブロッサムガーデンからは、アークヒルズ仙石山森タワーや麻布台ヒルズとその周辺の高層ビル群を静かに楽しむことができます。
人が少なくて静かに夜景が見られるので、こちらもひとり散歩・デートにおすすめです。
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動画ではより鮮明に見えますので、気になる方はこちらから見てください。
六本木三丁目にあるブロッサムガーデンから見た、アークヒルズ仙石山森タワーや麻布台ヒルズの夜景 – 散歩サンバ
異世界情緒ただよう、夜の六本木墓苑へ
ブロッサムガーデンに沿って、左方向に進みます。
目の前に見える木とフェンスで囲まれた場所は、六本木墓苑です。
六本木というと高級料理店のイメージがあると思いますが、実は今回の散歩コースで通ったルート付近にはさまざまなジャンルの一流料理店があります。
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現在いる六本木墓苑の近くには、2017年から食べログアワードのシルバーもしくはブロンズを毎年受賞し続けているふぐ料理の味満ん(あじまん)や中華料理の虎峰(コホウ)があります。
また、東京ミッドタウン〜三河台公園の間には、2017年から食べログアワードのブロンズを毎年受賞し続けているフレンチのレストラン リューズ(Restaurant Ryuzu)、2022年から食べログアワードのシルバーもしくはブロンズを毎年受賞している中華×フレンチのイノベーティブ料理の隼(Toshi/トシ)があります。
味満んと隼は紹介制ですが、虎峰とレストラン リューズは予約可能なので、美食家でまだ行ったことがない方はぜひチェックしてみてください。
左手にある駐車場と六本木墓苑の間にある細い路地を入ります。
そのまま坂を上っていきます。
木のすきまからは、六本木墓苑内が見えます。
墓石がびっしりと立っていて、夜に見ると背筋が寒くなる光景です。
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六本木の治安と肝冷え散歩コース
坂の中腹からは、左手に六本木三丁目児童遊園というこじんまりとした公園があります。
六本木三丁目児童遊園の先の通りには、某暴力団の本部があります。
六本木ヒルズ〜東京ミッドタウンを散歩した時に、この暴力団が拠点にしていたTSK・CCCターミナルビル跡地の近くを通りました。
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大きなお墓と暴力団本部があり、六本木墓苑を挟んだ向こう側はクラブ街なので、夜に散歩する時は六本木墓苑の左右どちらの通りを選んでも少し緊張します。
ただ、治安が悪かった六本木も、近年は治安がよくなってきています。
新型コロナウイルスがまだ流行しておらず、例年どおりの人出があった2019年の粗暴犯数(凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝の犯罪件数)を見ると、六本木は粗暴犯数が1番多いここ六本木三丁目で34件です(参照:警視庁の統計(平成31年・令和元年) > 第83表 軽犯罪法違反の態様別検挙状況(警察署別) − 警視庁)
東京23区では、中野駅北口前に広がる中野五丁目、上野駅の構内全体と入谷口前の上野七丁目、蒲田駅と蓮沼駅の間にある西蒲田七丁目などと同じ水準です。
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新宿の歌舞伎町一丁目の112件や新宿三丁目の100件、渋谷の宇田川町の68件や道玄坂一丁目の47件と比べると、六本木の粗暴犯数はかなり減ってきていることが分かります。
ただし、凶悪犯数(殺人、強盗、放火、強制性交の犯罪件数)では、新宿、渋谷に次いで六本木も件数が多いので、特に夜のひとり散歩・デートでは十分お気をつけください。
六本木墓苑脇から続く坂を上りきりました。
このあたりは黒のアルファードが何台も連なって停車していますが、場所からして裏社会系の車も少なくない数停まっていそうです。
バブル時代の六本木のシンボル・ロアビルへ
外苑東通りの六本木五丁目交差点に出ました。
外苑東通りは、ここから東京タワー方面へ7分ほど歩くとある麻布台ヒルズのすぐ近くの飯倉交差点が起点です。
東京ミッドタウンのスターバックスコーヒー側や青山一丁目駅、四谷三丁目駅、牛込柳町駅付近を通って、江戸川橋駅と早稲田駅を繋ぐ新目白通りにぶつかるまで続いています(参照:外苑東通り – 道路WEB)
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外苑東通り付近にある駅の路線がそれぞれ横方向に伸びているのに対して、外苑東通りはざっと港区から文京区までを縦に繋いでいるので、合計で8路線もの駅を縦断しています。
外苑東通りは、六本木交差点〜東京ミッドタウン前や青山一丁目駅前を散歩した時にも通りました。
左手を見ると、東京タワーが大きく見えます。
写真では見切れてしまいましたが、動画では東京タワーの左側に麻布台ヒルズ 森JPタワーが見えます。
六本木五丁目交差点から見る東京タワーと麻布台ヒルズ – 散歩サンバ
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麻布台ヒルズ 森JPタワーは、高さ約330メートル・64階建てで日本最高の高さの超高層ビルです。
すぐ近くにある東京タワーの高さが333メートルなので、ほとんど同じ高さです。
六本木一丁目駅と東京メトロ日比谷線 神谷町駅のちょうど間ぐらいに位置していて、両駅までは地下通路で繋がっています。
右手を見ると、ロアビル(六本木共同ビル)があります。
ひと昔前の六本木のシンボルといえば、間違いなくこのロアビルが挙げられるでしょう。
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ロアビルは1973年に建てられ、バブル時代にはディスコ、その後はクラブが軒を連ねて夜の街を彩りました。
2012年の六本木クラブ襲撃事件をきっかけに、クラブの摘発や閉店、移転が相次ぎましたが、2016年に六本木横丁ができると再び活気づいていました。
しかし、2018年に耐震強度の問題でロアビルの取り壊しが決定すると、営業を続けていたクラブも立ち退き、六本木横丁も定期借家だったためなくなりました。
所々照明はついていますが、ほとんどのテナントが撤収済みです。
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ロアビルといえば、外苑東通りを挟んで反対側にある人気うどん店のつるとんたん 六本木店がありましたが、2024年9月につるとんたん UDON NOODLE Brasserie 六本木として東京ミッドタウン前に移転・リニューアルオープンしました。
つるとんたん 六本木店の並びにあった虎の置物が目印の個室ラーメン屋・麺匠 竹虎 六本木店は、現在も同じ場所で営業を続けています。
なお、六本木五丁目交差点を境にして、六本木墓苑側が六本木三丁目、ロアビル側が六本木五丁目となります。
次回は、ロアビルのある六本木五丁目交差点から麻布十番駅や六本木 蔦屋書店の前を通り、六本木ヒルズまで散歩します。
東京タワーや六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、麻布台ヒルズなど六本木周辺にあるランドマークと夜景がきれいに見えて、冬にはけやき坂イルミネーションも楽しめる散歩コースです。
【六本木・麻布十番】散歩コース:六本木の夜景とけやき坂イルミネーションを堪能する
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東京の街や散歩が好きで、いろんな街の雰囲気やおすすめのお店が知りたい方には漫画『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』がおすすめです。
ただおすすめスポットを紹介するのではなく、その街の空気感が感じられる景色や描写が多いので、あまり行ったことのない街でも読み終わる頃には散歩したくなっています。
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